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日本の教育改革 学校図書館の活用 [教育政策と人的資源]

「アメリカ教育財政」を中心に研究している自身にとって、日本の教育改革、教育現場の事情を肌で知る極めて貴重な現地視察の機会を得た。高鷲忠美先生からその視察のお誘いがあり、同行させていただいた。

視察したのは、山形県鶴岡市立朝暘第一小学校。
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鶴岡市。実は日本で初めて「学校給食制度」を導入したパイオニアとして、知る人ぞ知る地域。自身も、院生時代に、日本の教育財政史に関する論文を読んだことがあった。それだけに、今回の視察は意義深かった。

さて、この朝暘第一小学校は、「学校図書館の活用」で先端を行くモデル校であり、日本中から小学校の先生が視察に訪れるほど。外部の視察者を向かい入れての研究会が、年4回、定期的に実施されている。まさに「開かれた学校」の印象をもつ。学校図書館を学校経営の中核に据え、全教員がこの図書を授業に直接生かした「情報リテラシー教育」が確立されている。

「確立されている」といったが、常に、校長・教頭先生を中心に全教員がチェック&バランスを行い、研究会を通じて常に模索を続けている。これが、日本の教育改革の、まさに最先端だと感じた。

こうした画期的な教育改革を実施できる同小学校には、納得させられる歴史的背景があった。この朝暘第一小学校の前身は、鶴岡の藩校「致道館」なのである。この「致道館」は今でもしっかり保存されており、観光客は無料で中に入ってガイドの話を聞くこともできる。

最後に、その「致道館」の様子をご覧いただきます
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「致道館」の向かいにある鶴岡市役所。
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教員の方との研究会も終わり、庄内空港への帰路で、山形の夕焼けをみる。
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次回は、「小学校の内部編」です。


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