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米航空3社の利益、コロナ前を上回る

米国のエアライン大手3社の利益(10~12月期)がコロナ前を上回って「稼ぐ力」を取り戻している。いち早く取り戻していた国内線に続き、国際線も取り戻したことが大きく貢献したようである。3社にとって国際線の「ドル箱路線」は欧州を結ぶ北大西洋路線であるが、コロナ禍の収束傾向を受けて渡航規制が緩和され需要が一気に回復したことが最大の要因とのことである。搭乗率が高まった反動で価格も上がっており、それが稼ぐ力の増強にいっそう貢献している。

一方、日本からアメリカへの太平洋路線(アジア路線)は需要回復がまだ鈍い。ユナイテッド航空の場合、旅客収入はコロナ前の24%少ない状況にとどまっている。アジア路線の回復に3社は期待を寄せているが、もう少し時間がかかる。アジア路線の回復は北大西洋路線と同様、法人向け需要つまり客単価の高いビジネス客が戻らない限り実現しないと思われるが、それがいつ頃のタイミングで戻るのか、どの程度がリモートに切り替わるのか、まだ不透明のようである。

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