4月18日の本日、昨日に続いてコロンビア大学構内で大規模な学生デモが行われています。この度のイスラエルによるパレスチナ攻撃に対する抗議デモです。コロンビア大学では無許可でデモ活動を行ったなどの理由で100人以上の学生が逮捕され、Minouche Shafik学長は当該学生の停学処分を発表しました。パレスチナ解放問題だけでなく停学処分への抗議もデモの増幅要因になっているようです。

私はこの日、授業に参加するため午後2時に大学に到着しました。すでにNYPDの警戒態勢が敷かれており、ほとんどの大学の門が閉鎖されるなか、比較的小さい門から大学のIDカードを提示して入ることができました。


報道カメラも多く来ており、騒然としております。


授業終了後も学生デモは続いていました。アダムズNY市長は昨日の会見で、「学生には言論の自由がある。しかし平和的にデモを行ってほしい(デモ活動の事前手続を踏んでから実行してほしい)。」と述べていました。


パレスチナをめぐるイスラエルの軍事行動、それに直接間接に関与するアメリカ(バイデン政権)、反ユダヤ主義の動向に対する有力大学(学長等)の言動や対応などがアメリカでは連日ニュースで報道されています。超大国アメリカが抱えるリアルな国際政治の反響が大学キャンパスで繰り広げられています。