塙ゼミは、しばしばゲスト講師をお招きしてアメリカ経済・都市政策の研究をよりリアルに深めています。

今回のゲスト講師は、ANA総合研究所主席研究員、兼、立教大学大学院特任教授の西村剛氏で、「新型コロナウィルス直撃の世界の航空産業 ―日本のLCCの行方を展望する」をテーマに講義をお願いしました。



新型コロナによって世界の国際線の旅客はほとんどストップ状態ですが、現在、世界のドル箱路線と言われる「北大西洋路線」から、徐々にですが、動き始めています。しかしデルタ株の猛威で感染者がアメリカ等でも再拡大していることもあり、目下、警戒が広がっています。


一方、コロナ禍で航空需要が最も速く回復したのが北米の貨物で、特に2020年6月以降はコロナ以前より貨物需要が高まっています。北米に次いで回復したのが、中東アジア、ヨーロッパ、アジア太平洋です。南米のみ、現在もコロナ以前より下回って推移しています。



最後に、西村氏にゼミ生から質問がたくさん出され、貴重な時間を過ごしました。コロナ禍でゲスト講師との懇親会ができず残念でしたが、次に期待したいと思います。